相続財産の評価(不動産以外) (全9問中6問目)

No.6

取引相場のない株式の相続税評価に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
出典:2015年10月試験 問56
  1. 評価会社の議決権総数の50%超の議決権を有する株主グループに属する同族株主が、相続により取得した株式の価額は、配当還元方式により評価する。
  2. 類似業種比準方式における比準要素には、1株当たりの配当金額、年利益金額および純資産価額(帳簿価額によって計算した金額)がある。
  3. 規模区分が小会社と判定された評価会社の株式を同族株主が取得した場合、当該株式の価額は、原則として、配当還元方式により評価する。
  4. 土地保有特定会社または株式保有特定会社に該当する評価会社の株式を同族株主が取得した場合、当該株式の価額は、原則として、類似業種比準方式と純資産価額方式の併用方式により評価する。

正解 2

解説

  1. 不適切。議決権総数の50%超の株主グループに属する同族株主が相続で取得した株式は、純資産価額方式または純資産価額と類似業種比準方式の併用で評価します。
  2. [適切]。類似業種比準方式の比準要素とは、評価会社と事業内容が類似する上場会社の株価に比準して、配当、利益、簿価純資産の3要素があります。よって記述は適切です。
  3. 不適切。大会社は類似業種比準方式(純資産価額方式も選択可)、中会社は類似業種比準方式と純資産価額方式との併用方式(純資産価額方式も選択可)、小会社は純資産価額方式(併用方式も選択可)で評価します。
  4. 不適切。同族株主が取得する特定の評価会社の株式は、会社の規模にかかわらず、原則として純資産価格方式により評価額を求めます。純資産価格方式は、課税時期に会社財産を処分し清算する場合に払戻しがいくらあるか算出することで評価額を決定する方法です。
したがって適切な記述は[2]です。