FP2級過去問題 2013年1月学科試験 問33

問33

Aさんは、2023年6月に勤続21年8ヵ月でX社を退職し、2,000万円の退職一時金を受け取った。この退職金に係る退職所得の金額の計算上、控除される退職所得控除額として、正しいものはどれか。なお、Aさんの退職については、障害者となったことに直接起因したものではない。
  1. 840万円
  2. 870万円
  3. 880万円
  4. 940万円

正解 4

問題難易度
肢18.6%
肢213.8%
肢39.7%
肢467.9%

解説

所得税の退職所得の金額を計算する際の退職所得控除額は、勤続年数に応じて増加していきますが、その計算方法は下表のように勤続年数が20年以下と20年超のケースで異なります。
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Aさんの勤続期間は21年8ヵ月ですので、1年未満部分を切り上げて勤続年数22年で計算します。上表に従って計算すると、Aさんの退職所得控除額は、

 800万円+70万円×(22年-20年)
=800万円+140万円=940万円

したがって[4]が適切です。