FP2級過去問題 2013年5月学科試験 問25

問25

下記の長期国債を発行後4年目に購入した場合の最終利回り(単利)として、最も適切なものはどれか。なお、手数料、経過利子、税金等は考慮しないものとする。
10年長期国債
発行価格
100円50銭
利率
2.0%
発行後4年目の価格
103円
償還価格
100円
  1. 25_1.png/image-size:355×41
  2. 25_2.png/image-size:355×41
  3. 25_3.png/image-size:355×25
  4. 25_4.png/image-size:355×41

正解 1

問題難易度
肢160.4%
肢27.4%
肢33.1%
肢429.1%

解説

債券の各利回りは、設問で与えられた条件を以下の式に代入して求めます。
3/400.png/image-size:436×86
発行後4年目で購入し償還時まで保有するので、保有期間は6年になります。設問中の各数値を式に当てはめると次のようになります。
25_6.png/image-size:287×70
公式が複雑なので、まず分子部分を計算します。

 2+(100-103)÷6
=2+(-0.5)=1.5

求めた分子部分を分母(購入価格)で除し、それに100を乗じてパーセント(%)単位にします。

 1.5÷103×100=1.4564…≒1.456%

したがって[1]の式が適切です。