FP2級過去問題 2013年9月学科試験 問55

問55

下記の親族関係図において、被相続人Aさんの相続における遺産に係る基礎控除額の計算上の法定相続人の数として、正しいものはどれか。なお、実子Cさんは相続の放棄をし、養子Eさんは被相続人Aさんの普通養子である。
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  1. 1人
  2. 2人
  3. 3人
  4. 4人

正解 4

問題難易度
肢11.4%
肢23.5%
肢327.7%
肢467.4%

解説

相続における遺産に係る基礎控除額は以下の計算式で求めます。

 3,000万円+600万円×法定相続人の数

この式の「法定相続人の数」には2つの注意点があります。
  1. 相続人のうち相続の放棄をした者がいる場合、その放棄をした者を含めた相続人の数とする
  2. 法定相続人に加えられる養子の数は、被相続人に実子がいれば1名まで、そうでなければ2名までとする
設問のケースでは、配偶者と子が法定相続人の組合せとなりますが、相続放棄をしているCさんと普通養子Eさんは、どちらも「法定相続人の数」に含まれます。よって、基礎控除額の計算上の法定相続人の数は4人になります。