FP2級過去問題 2014年1月学科試験 問23
問23
株式投資信託の運用手法等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- バリュー投資は、あらかじめ定められたベンチマークの動きに連動して、同等の運用収益率を得ることを目標とする手法である。
- グロース投資は、企業の将来の売上高や利益の伸び率が市場平均よりも高いなど、企業等の成長性を重視して銘柄選定する手法である。
- トップダウン・アプローチは、経済環境などのマクロ的な分析によって国別組入比率や業種別組入比率などを決定し、その比率の範囲内で銘柄を決めていく手法である。
- ボトムアップ・アプローチは、各銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって個別銘柄を選定し、その積上げによりポートフォリオを構築する手法である。
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正解 1
問題難易度
肢177.5%
肢24.6%
肢310.8%
肢47.1%
肢24.6%
肢310.8%
肢47.1%
分野
科目:C.金融資産運用細目:3.投資信託
解説
- [不適切]。バリュー投資は、PERやPBRなどの指標を分析して株価が割安だと判断される銘柄に投資する手法です。
なお、記述はインデックス投資を説明したものです。 - 適切。グロース投資は、企業の将来の売上や利益の成長性が高いと判断される銘柄に投資する手法です。バリュー投資は、企業の将来の売上高や利益の伸び率が市場平均よりも高いなど、企業の成長性を重視して選定した銘柄に投資する手法である。(2014.9-23-2)
- 適切。トップダウン・アプローチは、金利・為替・経済動向などのマクロ的視点に立って国別組入比率や業種別組入比率を決定してから、その組入比率に沿って個別銘柄を選定する手法です。トップダウン・アプローチは、経済環境などのマクロ的な分析によって国別組入比率や業種別組入比率などを決定し、その比率の範囲内で銘柄を決めていく手法である。(2015.5-23-4)
- 適切。ボトムアップアプローチは、企業情報の収集・分析により投資魅力度が高い銘柄を選定し、それの積み上げでファンドを構築する手法です。ボトムアップ・アプローチは、各銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって個別銘柄を選定し、その積上げによりポートフォリオを構築する手法である。(2015.5-23-3)
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