FP2級過去問題 2014年1月学科試験 問28(改題)

問28

外貨預金および外貨建てMMFの特徴についてまとめた下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
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  1. (ア)円高
    (イ)譲渡所得として申告分離課税
    (ウ)いつでも換金できるが、買付後30日未満の解約は信託財産留保額が徴収される
  2. (ア)円高
    (イ)非課税
    (ウ)いつでも換金でき、信託財産留保額は徴収されない
  3. (ア)円安
    (イ)非課税
    (ウ)いつでも換金できるが、買付後30日未満の解約は信託財産留保額が徴収される
  4. (ア)円安
    (イ)譲渡所得として申告分離課税
    (ウ)いつでも換金でき、信託財産留保額は徴収されない

正解 4

問題難易度
肢115.5%
肢26.5%
肢320.2%
肢457.8%

解説

〔(ア)について〕
外貨預金および外貨建てMMFともに換金時に購入時より円安になっていれば為替差益を生じることになります。

例) 購入時 1米ドル100円で10,000米ドル購入
円安になり1米ドル110円だと、円換算で1,100,000円
円高になり1米ドル90円だと、円換算で900,000円

〔(イ)について〕
外貨建てMMFの売却益・償還益は為替差益も含めて譲渡所得となり、上場株式等の譲渡益と同様に20.315%の申告分離課税です。
外貨建てMMFの売却益・償還益は2015年までは非課税でした。申告分離課税となったのは2016年からです。
〔(ウ)について〕
外貨建てMMFは、いつでも中途解約して換金できます。また解約の際に解約手数料や信託財産留保額は徴収されません

以上より、[4]の組合せが適切です。