FP2級過去問題 2014年9月学科試験 問28
問28
一般的なコール・オプションのプレミアム(オプション料)の決定要因に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、記載のない事項については考慮しないものとする。- 原資産価格が上昇すれば、オプション・プレミアムは低くなる。
- 権利行使価格が高いほど、オプション・プレミアムは高くなる。
- 満期までの残存期間が長いほど、オプション・プレミアムは低くなる。
- ボラティリティが上昇すれば、オプション・プレミアムは高くなる。
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正解 4
問題難易度
肢114.5%
肢230.6%
肢313.9%
肢441.0%
肢230.6%
肢313.9%
肢441.0%
分野
科目:C.金融資産運用細目:8.金融派生商品
解説
オプションのプレミアムは、オプションの買い手にとって有利な場合に高くなり、不利な場合に低くなります。オプションの買い手にとって有利な条件をまとめると次のようになります。基本的に、高い・長いなどのように値が大きくなるとプレミアムも高くなり、「コール+権利行使」「プット×原資産」に組合せだけは例外的に低いほど高くなると覚えましょう。
- 不適切。原資産価格が上昇すれば、コール・オプションのプレミアムは高くなり、プット・オプションのプレミアムは低くなります。
- 不適切。権利行使価格が高いほど、コール・オプションのプレミアムは低くなり、プット・オプションのプレミアムは高くなります。
- 不適切。満期までの残存期間が長ければ、コール・プットのどちらもオプション・プレミアムは高くなります。
- [適切]。ボラティリティ(volatility)とは、ある資産の価格変動の激しさを表す指標です。ボラティリティが上昇すると、コール・プットのどちらもオプション・プレミアムは高くなります。
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