FP2級過去問題 2015年10月学科試験 問23

問23

MMF、MRF、ETF(上場投資信託)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
  1. MMFは、投資信託協会の規則によって公社債やコマーシャル・ペーパーなどに投資対象が制限されており、元本割れのリスクがない。
  2. MRFは、株式や投資信託などの購入等に利用される証券総合口座用の投資信託であり、日々決算型の公社債投資信託の1つである。
  3. ETFは、上場株式と同様に、投資家が金融商品取引業者に注文を委託して金融商品取引所で売買することができる。
  4. 国内で設定されたETFには、東証株価指数(TOPIX)などの株価指数に連動するものや、商品指数に連動するものもある。

正解 1

問題難易度
肢177.5%
肢29.0%
肢37.8%
肢45.7%

解説

  1. [不適切]。元本割れのリスクはあります。MMF(Money Management Fund)は、高格付けの公社債・コマーシャルペーパーなどを投資対象とする公社債投資信託です。安全性の高い金融商品ですが元本保証はありません。
  2. 適切。MRF(Money Reserve Fund)は、証券総合口座専用の追加型公社債投資信託で、株式の売買代金の受払いのほか、公共料金の引落しや給与振込の機能があります。
  3. 適切。ETFは、上場株式と同様に証券取引所に上場され、指値注文や成行注文ができます。
  4. 適切。国内ETFの種類には、特定の株価指数に連動するものや金や原油などの商品指数に連動するものもあります。
    国内で設定されたETFには、東証株価指数(TOPIX)などの株価指数に連動するものや、商品指数に連動するものがある。2021.3-22-2
したがって不適切な記述は[1]です。