FP2級過去問題 2015年9月学科試験 問9

問9

下記<A社の貸借対照表>に基づき算出されるA社の財務比率に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
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  1. 当座比率は、「09_1.gif/image-size:205×24」である。
  2. 流動比率は、「09_2.gif/image-size:157×24」である。
  3. 固定比率は、「09_3.gif/image-size:163×25」である。
  4. 自己資本比率は、「09_4.gif/image-size:163×25」である。

正解 3

解説

  1. 適切。当座比率は、流動負債に対する当座資産(現金・預金、受取手形、売掛金、(一時所有の)有価証券を合わせた金額)の割合を示す指標で、値が高いほど短期支払い能力は高いと判断されます。
    当座資産は、現金及び預金の100と売掛金を合わせた200、流動負債も200ですので、
    ●当座比率(%)=200÷200×100=100%
    になります。
  2. 適切。当座比率は、流動負債に対する流動資産の割合を示す指標です。
    流動資産は400、流動負債は200ですので、
    ●流動比率(%)=400÷200×100=200%
    になります。
  3. [不適切]。固定比率は、自己資本に対する固定資産の割合を示す指標です。固定資産に投資した資金が、どの程度自己資本でまかなわれているかを表し、この数値が低いほど財務の健全性は高いと判断されます。
    固定資産は600、自己資本(純資産)は500ですので、
    ●固定比率(%)=600÷500×100=120%
    になります。
  4. 適切。自己資本比率は、総資産に対する自己資本(株主資本)の割合を示したもので、この数値の高い方が財務の健全性は高いと判断されます。
    自己資本(純資産)は500、総資産は負債と純資産を合わせた1,000ですので、
    ●自己資本比率(%)=500÷1,000×100=50%
    になります。
したがって不適切な記述は[3]です。