FP2級過去問題 2015年9月学科試験 問21

問21

各種投資信託の特徴に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
  1. 公社債投資信託は、信託財産に株式を一切組み入れることができない。
  2. 外貨建てMMFは、分配金が運用実績によって毎日計算され、毎年末(最終取引日)に再投資される。
  3. ブル型ファンドは、ベンチマークとするインデックスと逆に変動することを目指して運用するタイプの投資信託である。
  4. 公募のファンド・オブ・ファンズは、投資信託のほかに、株式の個別銘柄、CP(コマーシャルペーパー)および短期社債等に投資することができる。

正解 1

問題難易度
肢164.5%
肢28.0%
肢314.4%
肢413.1%

解説

  1. [適切]。公社債投資信託は、株式を一切組み入れることができず、安全性の高い公社債など中心に運用する投資信託です。
  2. 不適切。外貨建てMMFの分配金は、運用実績によって毎日計算され、毎月末(最終取引日)に源泉徴収された後、再投資されます。
  3. 不適切。ブル型ファンドは、相場の上昇によって収益が見込まれる投資信託で、設問のような、指標と逆に相場が下落すると収益が見込まれる投資信託は、ベア型ファンドといいます。
    ブル型ファンドは、ベンチマークとする市場指数の変動とは逆の動きとなることを目指して運用するタイプの投資信託である。2014.1-22-3
  4. 不適切。公募のファンド・オブ・ファンズは、投資信託への投資を目的に運用され、株式・CP・短期社債等に直接投資することはできません。
したがって適切な記述は[1]です。