FP2級過去問題 2015年9月学科試験 問22
問22
投資信託等の運用手法に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- 企業の成長性を重視し、売上高や利益の成長性の高さに着目して、銘柄選択を行う運用手法は、グロース投資と呼ばれる。
- 株価指標や配当割引モデルなどからみた株価の割安性に着目して、銘柄選択を行う運用手法は、バリュー投資と呼ばれる。
- 異なった銘柄の株式の買付けと売付けを同額程度行い、市場全体の変動による影響を抑え、個別銘柄固有の価格変動に収益の源泉を求める運用手法は、マーケット・ニュートラル運用と呼ばれる。
- 個別銘柄の調査・分析に基づいて投資価値のある銘柄を選択し、その積上げによってポートフォリオを構築する運用手法は、トップダウン・アプローチと呼ばれる。
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正解 4
問題難易度
肢14.4%
肢22.4%
肢318.5%
肢474.7%
肢22.4%
肢318.5%
肢474.7%
分野
科目:C.金融資産運用細目:3.投資信託
解説
- 適切。グロース投資は、企業の成長性を重視し今後の売上高や利益の成長性の高さに着目して銘柄選択を行う運用手法です。企業の成長性を重視し、将来の売上高や利益の成長性が市場平均よりも高いと見込まれる銘柄に投資する手法は、グロース投資と呼ばれる。(2018.1-23-1)企業の成長性を重視し、将来の売上高や利益の成長性が市場平均よりも高いと見込まれる銘柄に投資する手法は、グロース投資と呼ばれる。(2017.5-22-3)
- 適切。バリュー投資は、現在の企業の利益、株価指標や配当割引モデルなどからみた株価の割安性に着目して、銘柄選択を行う運用手法です。
- 適切。マーケット・ニュートラル運用は、「割安な銘柄の買建て」と「割高な銘柄の売建て」をそれぞれ同額で行う手法です。マーケット市場全体の動きに影響を受けることなく、上昇局面でも下落局面でも収益を確保することを目指します。
- [不適切]。トップダウン・アプローチは、金利や景気などのマクロ経済分析に基づいて投資対象の資産配分を決定し最終的に個別銘柄を選択する手法で、設問のように、個別銘柄という底辺から調査・分析に基づいて投資価値のある銘柄を選択し、その積上げによってポートフォリオを構築する運用手法は、ボトムアップ・アプローチといいます。個別企業の業績の調査や財務分析によって投資対象となる銘柄を選定し、その積上げによってポートフォリオを構築する手法は、ボトムアップ・アプローチと呼ばれる。(2023.5-22-2)各銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって銘柄を選定し、その積上げによってポートフォリオを構築する手法は、ボトムアップ・アプローチと呼ばれる。(2021.1-23-3)各銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって銘柄を選定し、その積上げによってポートフォリオを構築する手法をボトムアップ・アプローチという。(2020.1-22-2)各銘柄の投資指標の分析や企業業績などのリサーチによって銘柄を選択し、その積上げによってポートフォリオを構築する手法は、ボトムアップ・アプローチと呼ばれる。(2018.1-23-3)
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