FP2級過去問題 2015年9月学科試験 問53

問53

下記<Aさんの親族関係図>に基づく被相続人Aさんの相続人に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
53.png./image-size:498×191
  1. Cさんが相続の放棄をした場合、FさんがCさんを代襲して相続人となる。
  2. Cさんが欠格事由に該当して相続権を失った場合、FさんがCさんを代襲して相続人となる。
  3. BさんがAさんの相続開始前にすでに死亡していた場合、MさんがBさんを代襲して相続人となる。
  4. DさんがAさんの相続開始前にすでに死亡していた場合、GさんがDさんを代襲して相続人となる。

正解 2

問題難易度
肢19.8%
肢275.2%
肢34.9%
肢410.1%

解説

  1. 不適切。相続放棄したときには代襲相続は発生しません。よって、Cさんが相続の放棄とした場合、Fさんは相続人になりません。
  2. [適切]。正しい。本来相続人となる者が、死亡・欠格・廃除により相続人となれない場合には、その子や孫が相続人を代襲相続します。Cさんが欠格事由に該当して相続権を失った場合、その子であるFさんがCさんを代襲して相続人となります。
  3. 不適切。配偶者Bさんが死亡していた場合、法定相続人は相続人の子であるCさん及びDさんの2人になります。
  4. 不適切。子Dさんが死亡していた場合、法定相続人は配偶者Bさん及び子Cさんの2人になります。
したがって適切な記述は[2]です。