FP2級 2016年1月 実技(FP協会:資産設計)問3

問3

下記<資料>に関する次の(ア)~(エ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。なお、解答に当たっては、下記<資料>の掲載銘柄の権利落ち(配当落ち・新株落ち)はないものとする。
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  1. 「極洋」と「日水」の株式を、それぞれ6月19日の終値で1単元ずつ購入する場合、約定代金は「極洋」の方が高い。
  2. 「マルハニチロ」の株価について、年初来の最高値は2,014円である。
  3. 「サカタタネ」の6月19日に売買が成立した株式数は、181,800株である。
  4. 「ホクト」の6月19日の始値は、前営業日の終値に比べて18円高く寄り付いた。
(ア)(イ)(ウ)(エ)

正解 

(ア)(イ)(ウ)(エ)
×

分野

科目:C.金融資産運用
細目:5.株式投資

解説

  1. 〇適切。それぞれの株式の「終値」及び1単元の「売買単位」を掛けて約定代金を求めます。売買単位の判断方法については<資料>株式欄の見方【売買単位】に記載されています。
    極洋
    終値が290円、売買単位は"無印"なので1,000株、約定代金は「290円×1,000株=290,000円」
    日水
    終値が350円、売買単位は"A"なので100株、約定代金は「350円×100株=35,000円」
    よって、約定代金は「極洋」のほうが高くなります。
  2. 〇適切。株式欄の見方の(注)より、白抜き数字は年初来の最高値または最安値を表しています。高値の数値が白抜きのため、6月19日に年初来の最高値がついたことがわかります。
  3. 〇適切。最右列の「売買高」は、売買が成立した株式数を表します。株式欄の見方を読むと、売買単位が100株と1,000株の銘柄の売買高は1,000株単位で表示されていますので、「サカタタネ(売買単位"A"=100)」の売買が成立した株式数は「181.8×1,000=181,800株」となります。
  4. ×不適切。始値は、6月19日の最初にいくらの値がついたかを示すものです。"18円"という数値は前日比であり、前日の終値と比べその日の終値がどれだけ増減したかを表すものです。前日6月18日の終値と比べて6月19日の終値が18円高くなったということです。