FP2級 2016年1月 実技(FP協会:資産設計)問4

問4

下記<資料>に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、手数料および税金は考慮しないものとする。
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  • この企業の株式を2014年2月7日に1単元(1単位)購入し、2015年8月20日に売却した場合、所有期間に係る配当金(税引前)は()である。
  • 2015年3月期の連結決算に係る上期(2014年4月~2014年9月)と下期(2014年10月~2015年3月)の1株当たりの利益を比較した場合、()の利益が多い。
  1. (ア)2,600円 (イ)上期
  2. (ア)2,600円 (イ)下期
  3. (ア)3,200円 (イ)上期
  4. (ア)3,200円 (イ)下期

正解 2

分野

科目:C.金融資産運用
細目:5.株式投資

解説

〔(ア)について〕
配当金に関する情報は、下段右から2列目の【配当】の欄より読み取ることができます。
2014年2月7日の購入から2015年8月20日までの間に配当が行われたのは3回であり、1株あたりの配当は次のとおりです。
  • 2014年3月 6円
  • 2014年9月 8円
  • 2015年3月 12円
1株あたりの配当金合計は26円となります。資料上部【株式】の欄より、1単元(1単位)は100株ですので、所有期間に係る配当金は、

 26円×100株=2,600

となります。

〔(イ)について〕
経常利益に関する情報は、下部最左列の【業績】より読み取ることができます。この問題では半期ごとの業績が問われていますが、上期に当たる2014年3月~9月までの業績は「中14.9」の行を見るとわかります。「中14.9」の行では1株益が46.5円と記載されています。2015年3月期の連結決算の1株益は98.5円ですので、下期の1株益は通期の98.5円から上期の46.5円を引いて、

 98.5円-46.5円=52円

よって、下期の1株益の方が多いとわかります。

以上より、(ア)2,600円、(イ)下期 となる[2]の組合せが正解です。