FP2級 2016年1月 実技(FP協会:資産設計)問10
問10
近年、適切な管理が行われていない空家等が防災、衛生、景観等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしており、その対応が必要になっている。空家等が増加している背景の一つと考えられる固定資産税の影響に関する次の記述の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。全国で空家等が増加している背景の一つに、土地や家屋等に係る固定資産税の影響が考えられる。固定資産税は、毎年(ア)現在の土地や家屋等の所有者に対して課税されるもので、一定の要件を満たす住宅が建っている住宅用地(小規模住宅用地)については、住宅一戸当たり(イ)以下の部分について、固定資産税の課税標準が固定資産税評価額の(ウ)になる特例がある。このため、住宅を残しておく方が更地より固定資産税が安くなることが、空家等が放置される要因の一つとなっている。
- (ア)1月1日 (イ)200㎡ (ウ)6分の1
- (ア)4月1日 (イ)200㎡ (ウ)3分の1
- (ア)1月1日 (イ)240㎡ (ウ)3分の1
- (ア)4月1日 (イ)240㎡ (ウ)6分の1
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正解 1
分野
科目:E.不動産細目:4.不動産の取得・保有に係る税金
解説
〔(ア)について〕
固定資産税の納税義務者は、毎年1月1日現在、土地・家屋などの登記簿や固定資産課税台帳に所有者として登録されている者になります。
〔(イ)について〕
住宅用地には、固定資産税の課税標準を低くする特例があります。
住宅用地のうち1戸当たり200㎡までを小規模住宅用地、それを超える部分を一般住宅用地とします。〔(ウ)について〕
上表のとおり、1戸当たり200㎡以下の小規模住宅用地は、課税標準を6分の1にすることができます。3分の1は、200㎡を超える部分に適用される軽減率です。
したがって適切な組合せは[1]です。
固定資産税の納税義務者は、毎年1月1日現在、土地・家屋などの登記簿や固定資産課税台帳に所有者として登録されている者になります。
〔(イ)について〕
住宅用地には、固定資産税の課税標準を低くする特例があります。
住宅用地のうち1戸当たり200㎡までを小規模住宅用地、それを超える部分を一般住宅用地とします。〔(ウ)について〕
上表のとおり、1戸当たり200㎡以下の小規模住宅用地は、課税標準を6分の1にすることができます。3分の1は、200㎡を超える部分に適用される軽減率です。
したがって適切な組合せは[1]です。
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