FP2級過去問題 2016年5月学科試験 問49

問49

Aさんは、所有する土地の有効活用を検討している。貸しビルを建設する際の土地の有効活用の手法の一般的な特徴についてまとめた下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
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  1. (ア)Aさん (イ)デベロッパー (ウ)必要
  2. (ア)デベロッパー (イ)Aさん (ウ)必要
  3. (ア)Aさん (イ)Aさん (ウ)不要
  4. (ア)デベロッパー (イ)デベロッパー (ウ)不要

正解 3

問題難易度
肢120.1%
肢27.8%
肢358.4%
肢413.7%

解説

〔(ア)について〕
建設協力金方式は、その建物に入居予定のテナントが差し入れた建設協力金をもとに、土地所有者が建物を建設する事業方式です。土地の所有名義の名義は変更なくAさんのままです。

〔(イ)について〕
事業受託方式は、土地所有者の自己資金や調達した借入金を元手として、企画立案・建設・管理・運営といった事業を一貫してデベロッパーに委託する事業方式です。土地の所有名義の名義は変更なくAさんのままです。

〔(ウ)について〕
等価交換方式は、土地所有者が提供した土地上にデベロッパーが建設資金を負担して建物を建設し、土地所有者とデベロッパーが出資割合に応じて土地・建物の一部を取得する事業方式です。Aさんは事業費として土地を出資することになるので、建物建設に関して金銭的な負担はありません。

したがって[3]の組合せが適切です。