FP2級 2016年5月 実技(FP協会:資産設計)問9

問9

宇野さんは、9年前に相続により取得し継続して居住している自宅の売却を検討している。売却に係る状況が下記<資料>のとおりである場合、課税長期譲渡所得の金額として、正しいものはどれか。

<資料>
  • 平成28年3月に自宅(土地および建物)を売却し、同月中に引渡しを行った。
  • 取得費:土地および建物とも不明であるため概算取得費とする。
  • 売却価格(合計):8,500万円
  • 譲渡費用(合計):300万円
  • 居住用財産を譲渡した場合の3,000万円特別控除の特例の適用を受けるものとする。
  • 所得控除は考慮しないものとする。
  1. 4,350万円
  2. 4,620万円
  3. 4,775万円
  4. 5,060万円

正解 3

分野

科目:E.不動産
細目:5.不動産の譲渡の係る税金

解説

譲渡所得の金額は、「譲渡価額-(取得費+譲渡費用)」で算出されます。取得費が不明の場合、若しくは実際の取得費が譲渡価額の5%未満の場合は、概算取得費として収入金額の5%を取得費とすることができます。

設問の条件では、
  • 譲渡価額 … 8,500万円
  • 取得費 … 8,500万円×5%=425万円
  • 譲渡費用 … 300万円
ですから、譲渡益は上記の式に当てはめて、

 8,500万円-(425万円+300万円)=7,775万円

さらに、「3,000万円特別控除」を適用すると譲渡所得の金額から3,000万円が控除されます。

 7,775万円-3,000万円=4,775万円

したがって正解は[3]です。