FP2級 2016年5月 実技(金財:生保)問6
問6
最後に、Mさんは、Aさんに対して、生命保険の見直しについて説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。- 「死亡保障の準備と同じく、Aさんがケガや病気等で働けなくなった場合の保障を検討することも大切です。最近では、公的介護保険制度や身体障害者福祉法に連動して保険金が支払われる保険商品もありますので、生命保険の見直しの際には、それらの保険商品の保障内容を確認してみるとよいでしょう」
- 「Aさんが加入している終身保険の予定利率は、契約時期から判断して、現在よりも高く、少なくとも3.75%以上であることが推察されるため、終身保険についてはそのまま継続されたほうがよいでしょう」
- 「学資(こども)保険は、教育資金の準備に適した貯蓄性の比較的高い保険商品です。学資(こども)保険は、生命保険会社によって、返戻率(受取総額÷既払込保険料総額)や保障内容が異なりますので、加入を検討される際には、返戻率に加えて、保障内容も十分に確認する必要があります」
① | ② | ③ |
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正解
① | ② | ③ |
〇 | × | 〇 |
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
- 〇適切。死亡したときだけの保障ではなく、ケガや病気で働けなくなった時の保障を検討することも必要です。それに備えた保障として、所得補償保険または公的介護保険の要介護認定に連動して支払われる民間の介護保険等に加入することは検討するに値します。
- ×不適切。終身保険の予定利率(標準利率)が3.75%であったのは平成6~7年の時代です。Aさんは終身保険に加入したのは2007年(平成19年)4月ですので1.50%程度の水準と推察されます。
- 〇適切。学資保険は、教育資金の準備に適した貯蓄性の高い保険です。保険会社によって返戻率や受取パターン等が異なるので、返戻率の高さだけでなく保障内容も十分に確認した上で加入することが望まれます。
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