FP2級 2016年9月 実技(FP協会:資産設計)問10

問10

吉田さんは最近、相続した家を貸そうと考え、FPの橋口さんから借家契約の説明を受けた。借地借家法に基づく借家契約に関する下表の空欄(ア)~(ウ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。なお、同じ語句を何度選んでもよいこととする。
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  1. 1.制限はない
  2. 2.公正証書等の書面による
  3. 3.10年
  4. 4.20年
  5. 5.期間1年の契約とみなされる
  6. 6.期間の定めのない契約とみなされる
(ア)(イ)(ウ)

正解 

(ア)(イ)(ウ)
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分野

科目:E.不動産
細目:2.不動産の取引

解説

下図は、普通借家契約と定期借家契約の出題ポイントをまとめた表です。
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〔(ア)について〕
普通借家契約の契約方法には特に制限はないため、書面でも口頭でも構いません。
よって、正解は[1]の制限はないになります。

〔(イ)について〕
普通借家契約の契約期間は、1年以上でなければなりません。もし、契約期間が1年未満の場合、期間の定めのない契約とみなされます。
よって、正解は[6]の期間の定めのない契約とみなされるになります。

〔(ウ)について〕
定期借家契約の契約期間については上限・下限ともにありません。1年未満でも可能です。
よって、正解は[1]の制限はないになります。