FP2級 2016年9月 実技(FP協会:資産設計)問12
問12
死亡保険の保険料に関する次の記述の空欄(ア)~(エ)に入る適切な語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。契約者が保険会社に払い込む営業保険料は(ア)と(イ)に分けられる。(ア)は将来の保険金の支払いに充てられるもので、(ウ)と予定利率に基づいて決まる。一方、(イ)は保険会社の諸経費に充てられるもので、(エ)に基づいて計算される。
- 1.純保険料
- 2.付加保険料
- 3.予定事業費率
- 4.予定配当率
- 5.予定返戻率
- 6.予定死亡率
- 7.責任準備金
(ア) | (イ) | (ウ) | (エ) |
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正解
(ア) | (イ) | (ウ) | (エ) |
1 | 2 | 6 | 3 |
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
私たちが支払う生命保険の保険料は「純保険料」と「付加保険料」で構成されています。
「(ア)は将来の保険金の支払いに充てられるもの」と説明されているので、[1]の純保険料が適切です。
〔(イ)について〕
保険料のうち純保険料以外の部分であり、「保険会社の諸経費に充てられるもの」と説明されているので、[2]の付加保険料が適切です。
〔(ウ)について〕
純保険料は、将来支払われる保険金の支払いの財源となります。生命表による死亡率をもとに算出される予定死亡率と、積み立てた保険料を運用したときに得られる利益を予測して割り引く保険料を決める際に使用する予定利率に基づいて決められます。
よって、[6]の予定死亡率が適切です。
〔(エ)について〕
付加保険料は、保険会社が運営していくための経費に充てられ予定事業費率に基づいて計算されます。予定事業費率とは、会社運営や保険契約に関わる費用などの経費の割合のことをいいます。
よって、[3]の予定事業費率が適切です。
- 純保険料
- 死亡保険金/生存保険金の給付財源に充てられる部分で、予定死亡率と予定利率をもとに算定される。
- 付加保険料
- 保険会社が保険契約を維持・管理していくための必要経費に充てられる部分で、予定事業費率をもとに算定される。
「(ア)は将来の保険金の支払いに充てられるもの」と説明されているので、[1]の純保険料が適切です。
〔(イ)について〕
保険料のうち純保険料以外の部分であり、「保険会社の諸経費に充てられるもの」と説明されているので、[2]の付加保険料が適切です。
〔(ウ)について〕
純保険料は、将来支払われる保険金の支払いの財源となります。生命表による死亡率をもとに算出される予定死亡率と、積み立てた保険料を運用したときに得られる利益を予測して割り引く保険料を決める際に使用する予定利率に基づいて決められます。
よって、[6]の予定死亡率が適切です。
〔(エ)について〕
付加保険料は、保険会社が運営していくための経費に充てられ予定事業費率に基づいて計算されます。予定事業費率とは、会社運営や保険契約に関わる費用などの経費の割合のことをいいます。
よって、[3]の予定事業費率が適切です。
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