FP2級 2016年9月 実技(FP協会:資産設計)問28
問28
FPの大久保さんは、住宅ローンの見直しについて青志さんから質問を受けた。住宅ローンの見直しに関する大久保さんの次の説明のうち、最も不適切なものはどれか。- 「『借換え』に当たっては、すでに住宅ローンを借りている今の住まいに住み続けることは条件ではありません。」
- 「『借換え』に当たっては、金融機関を変更することに伴い必要となる抵当権の抹消や設定費用、事務手数料等の諸費用がかかります。」
- 「『条件変更』は、現在の住宅ローンの借入先の金融機関で、毎月返済額や返済期間などの借入れ条件を変更する方法です。」
- 「『繰上げ返済』は、今借りている住宅ローンの元金部分にまとまったお金を充当して利息や総返済額を減らす方法で、返済額軽減型と期間短縮型があります。」
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正解 1
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:8.ライフプラン策定上の資金計画
解説
- [不適切]。借換えは、既に住宅ローン融資を受けている今の住まいに住み続けることが条件となっています。自ら居住せずに他人に賃貸する場合には事業用となり高い金利が適用されるからです。
- 適切。借換えには、抵当権抹消及び設定費用や事務手数料等、保証料の諸費用がかかります。そのため、これらの金額も含めたトータルコストで借換えをするメリットがあるかを検証する必要があります。
- 適切。住宅ローンの返済条件の変更とは、現在借入先の金融機関にて返済額や借入期間などの借入れ条件を変更することをいいます。他にも、元利均等返済から元金均等返済への変更、毎月払い・ボーナス払いの変更などができるようになっています。
- 適切。繰上げ返済は、今借りている住宅ローンの元金部分の全部または一部を返済して利息や総返済額を減らす方法で、返済額を軽減する「返済額軽減型」と返済期間が短縮される「期間短縮型」があります。
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