FP2級 2017年1月 実技(FP協会:資産設計)問14

問14

地震保険に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  1. 地震保険の保険料は、建物の所在地や構造によって異なる。
  2. 居住用建物に係る地震保険の保険金額の限度額は、5,000万円である。
  3. 家財のうち1個の価額が30万円を超える貴金属は、地震保険の補償対象となる。
  4. 地震による地盤の液状化により住宅が傾き、傾斜角度や沈下の状況が一定以上であった場合は、地震保険の補償対象となる。

正解 3

分野

科目:B.リスク管理
細目:4.損害保険

解説

  1. 適切。地震保険の保険料は、対象となる建物の所在地と構造区分によって異なります。どの保険会社で契約しても保険料が同じです。
  2. 適切。地震保険の保険金額の限度額は、建物5,000万円、家財1,000万円になります。
  3. [不適切]。基本的に家財は保険の対象になりますが、1個の価額が30万円を超える貴金属や宝石、通貨・有価証券などは地震保険の補償対象となりません。
  4. 適切。建物自体に損傷がなくても、地震による地盤の液状化によって建物の傾斜の角度や沈下の状況が一定以上だった場合、地震保険の補償対象となります。
したがって不適切な記述は[3]です。