FP2級 2017年1月 実技(金財:生保)問4
問4
はじめに、Mさんは、下記の各ケースにおいて、Aさんが死亡した場合の必要保障額を試算した。下記の<条件>を参考に、Aさんの必要保障額を計算した下記の表の空欄①~④に入る金額を求めなさい。なお、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。また、金額がマイナスになる場合は、金額の前に「▲」を記載し、マイナスであることを示すこと。<条件>
- 長男Cさんが独立する年齢は、22歳(大学卒業時)とする。
- Aさんの死亡後から長男Cさんが独立するまで(22年間)の生活費の総額は、現在の日常生活費の70%とし、長男Cさんが独立した後の妻Bさんの生活費の総額は、現在の日常生活費の50%として計算する。
- 長男Cさん独立時の妻Bさんの平均余命は、31年とする。
①万円 |
②万円 |
③万円 |
④万円 |
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正解
① 9,270(万円) |
② 0(万円) |
③ 2,970(万円) |
④ 4,650(万円) |
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:3.ライフプランニングの考え方・手法
解説
〔①について〕
設問より、生活費は月額25万円ということなので、
[(1)長男Cさんが独立するまでの期間]
25万円×0.7×(22年×12月)=4,620万円
[(2)長男Cさんが独立後、妻Bさんの平均余命までの期間]
25万円×0.5×(31年×12月)=4,650万円
[(1)+(2)]
4,620万円+4,650万円=9,270万円
よって、正解は9,270(万円)になります。
〔②について〕
設例を見ると、住宅ローンには団体信用生命保険が付されています。このため、債務者が万が一、死亡および高度障害状態になった場合に保険金でローンの残高が完済されるため、返済すべき負債は残りません。
よって、正解は0(円)になります。
〔③について〕
表中に計算式が示されているように、(a)遺族に必要な資金の総額から(b)準備資金を差し引いた金額となります。遺族に必要な資金の総額は、①と②の答えを使って、
9,270+0+500+700+1,500+500+1,000+300=13,770万円
準備資金は表中より10,800万円なので、③の金額は、
13,770万円-10,800万円=2,970万円
よって、正解は2,970(万円)になります。
〔④について〕
①の計算過程で求めた金額です。長男Cさん独立後は、妻Bさんの平均余命まで31年間の生活費となりますので4,650万円が入ります。
よって、正解は4,650(万円)になります。
設問より、生活費は月額25万円ということなので、
[(1)長男Cさんが独立するまでの期間]
25万円×0.7×(22年×12月)=4,620万円
[(2)長男Cさんが独立後、妻Bさんの平均余命までの期間]
25万円×0.5×(31年×12月)=4,650万円
[(1)+(2)]
4,620万円+4,650万円=9,270万円
よって、正解は9,270(万円)になります。
〔②について〕
設例を見ると、住宅ローンには団体信用生命保険が付されています。このため、債務者が万が一、死亡および高度障害状態になった場合に保険金でローンの残高が完済されるため、返済すべき負債は残りません。
よって、正解は0(円)になります。
〔③について〕
表中に計算式が示されているように、(a)遺族に必要な資金の総額から(b)準備資金を差し引いた金額となります。遺族に必要な資金の総額は、①と②の答えを使って、
9,270+0+500+700+1,500+500+1,000+300=13,770万円
準備資金は表中より10,800万円なので、③の金額は、
13,770万円-10,800万円=2,970万円
よって、正解は2,970(万円)になります。
〔④について〕
①の計算過程で求めた金額です。長男Cさん独立後は、妻Bさんの平均余命まで31年間の生活費となりますので4,650万円が入ります。
よって、正解は4,650(万円)になります。
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