FP2級 2017年5月 実技(FP協会:資産設計)問3

問3

下記<資料>に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、手数料および税金は考慮しないものとする。
03.png/image-size:556×391
  • この企業の株式を2015年7月7日に1単元(1単位)購入し、2017年3月10日に売却した場合、所有期間に係る配当金(税引前)は、()である。
  • この企業の2018年3月期(予想)の連結の経常利益は2017年3月期(予想)の連結の経常利益と比べ、()している。
  1. (ア)12,000円 (イ)増加
  2. (ア)12,000円 (イ)減少
  3. (ア)16,000円 (イ)増加
  4. (ア)16,000円 (イ)減少

正解 1

分野

科目:C.金融資産運用
細目:5.株式投資

解説

〔(ア)について〕
配当金に関する情報は、下段右から2列目の【配当】の欄より読み取ることができます。
2015年7月7日の購入から2017年3月10日までの間に配当が行われたのは3回であり、1株あたりの配当は次のとおりです。2017年3月期の配当は3月末が権利確定日であり、その前に売却しているので配当を受けることはできません。
  • 2015年9月 40円
  • 2016年3月 40円
  • 2016年9月 40円
1株あたりの配当金合計は120円となります。資料上部【株式】の欄より、1単元(1単位)は100株ですので、所有期間に係る配当金は「120円×100株=12,000円」となります。

〔(イ)について〕
経常利益に関する情報は、下部最左列の【業績】より読み取ることができます。
  • 2017年3月期(予想)の連結経常利益 32,500(百万円)
  • 2018年3月期(予想)の連結経常利益 35,500(百万円)
したがって、経常利益は2018年3月期は2017年3月期と比べて増加しているといえます。

以上より、(ア)12,000円、(イ)増加 となる[1]の組合せが正解です。