FP2級 2017年9月 実技(FP協会:資産設計)問4

問4

下記<資料>に関する次の記述の空欄(ア)、(イ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。
04.png./image-size:438×124
  • YA株式会社とYZ株式会社の配当利回りを比較すると()株式会社の方が高い。
  • YA株式会社とYZ株式会社をPBR(株価純資産倍率)で比較する場合、()株式会社の方が割安といえる。
  1. (ア)YA (イ)YA
  2. (ア)YA (イ)YZ
  3. (ア)YZ (イ)YA
  4. (ア)YZ (イ)YZ

正解 1

分野

科目:C.金融資産運用
細目:5.株式投資

解説

〔(ア)について〕
配当利回りは、株価に対する1株当たり年間配当金の割合を示す指標で、以下の式で算出されます。

 配当利回り(%)=1株当たりの年間配当金÷株価×100

したがって、配当利回りはそれぞれ、
  • YA株式 … 40円÷2,000円×100=2%
  • YZ株式 … 30円÷1,800円×100=1.666…%
比較すると「YA株式>YZ株式」なので、配当利回りはYA株式会社の方が高くなります。

〔(イ)について〕
PBR(株価純資産倍率)は、株価が1株当たり純資産の何倍であるかを示す指標で、値が低いほど割安であると評価されます。PBRは以下の式で算出します。

 PBR(倍)=株価÷1株当たり純資産

したがって、PBRはそれぞれ、
  • YA株式 … 2,000円÷1,700円=1.176…倍
  • YZ株式 … 1,800円÷1,000円=1.8倍
比較すると「YA株式<YZ株式」なので、より値の小さいYA株式会社の方が割安と評価されます。

以上より、適切な組合せは[1]です。