FP2級 2017年9月 実技(FP協会:資産設計)問12
問12
生命保険の保険契約に関する次の記述の空欄(ア)~(エ)にあてはまる語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。- 払込期日までに保険料の払込みがなかった場合、(ア)期間内に保険料を支払えば、契約を継続させることができる。
- (ア)期間内に保険料が払い込めなかった場合でも、解約返戻金があれば(イ)によって解約返戻金の範囲内で保険会社が保険料を立て替えることにより契約が継続する
- (ア)期間内に保険料の払込みがなく、(イ)も利用できなかった場合、保険契約は(ウ)する。ただし、保険会社が定める期間内に(エ)の手続きを取り、保険会社の承諾を得て未払いの保険料と利息を払い込めば、契約を有効に戻すことができる。
- (ア)払込待機 (イ)契約者貸付 (ウ)失効 (エ)更新
- (ア)払込猶予 (イ)自動振替貸付 (ウ)失効 (エ)復活
- (ア)払込待機 (イ)自動振替貸付 (ウ)消滅 (エ)更新
- (ア)払込猶予 (イ)契約者貸付 (ウ)消滅 (エ)復活
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正解 2
分野
科目:B.リスク管理細目:3.生命保険
解説
〔(ア)について〕
払込期月内に保険料の払込みがなかった場合でも、払込猶予期間内に保険料を支払えば、契約を継続することができます。払込猶予期間は、月払いの場合で払込期月の翌月1日から翌月末日、半年/年払いの場合で、払込期月の翌月1日から翌々月の契約応当日となっています。〔(イ)について〕
払込猶予期間が過ぎても保険料が払い込まれなかった場合、保険会社が解約返戻金の範囲内で保険料を自動的に立て替えて契約を継続させる制度を自動振替貸付といいます。なお、契約者貸付は、解約返戻金の一定割合の範囲内で解約返戻金を担保に保険会社から融資を受けることができる制度です。
〔(ウ)について〕
払込猶予期間を過ぎても保険料の払込みがなく、また自動振替貸付制度もない場合、その保険契約は失効します。効力を失うだけで消滅するわけではありません。
〔(エ)について〕
失効した契約でも、定める期間内に保険会社の承諾を得て未払いの保険料と利息を払い込むことで契約を復活することができます。
したがって[2]の組合せが正解です。
払込期月内に保険料の払込みがなかった場合でも、払込猶予期間内に保険料を支払えば、契約を継続することができます。払込猶予期間は、月払いの場合で払込期月の翌月1日から翌月末日、半年/年払いの場合で、払込期月の翌月1日から翌々月の契約応当日となっています。〔(イ)について〕
払込猶予期間が過ぎても保険料が払い込まれなかった場合、保険会社が解約返戻金の範囲内で保険料を自動的に立て替えて契約を継続させる制度を自動振替貸付といいます。なお、契約者貸付は、解約返戻金の一定割合の範囲内で解約返戻金を担保に保険会社から融資を受けることができる制度です。
〔(ウ)について〕
払込猶予期間を過ぎても保険料の払込みがなく、また自動振替貸付制度もない場合、その保険契約は失効します。効力を失うだけで消滅するわけではありません。
〔(エ)について〕
失効した契約でも、定める期間内に保険会社の承諾を得て未払いの保険料と利息を払い込むことで契約を復活することができます。
したがって[2]の組合せが正解です。
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