FP2級過去問題 2018年1月学科試験 問25
問25
下記<資料>から求められるPER(株価収益率)、PBR(株価純資産倍率)に基づく、A社株式とB社株式の株価の比較評価に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。なお、A社とB社の業種および事業内容は同一の分類であるものとする。- PERではA社の方が割安、PBRではB社の方が割安と評価できる。
- PERではB社の方が割安、PBRではA社の方が割安と評価できる。
- PERおよびPBRのいずれにおいても、A社の方が割安と評価できる。
- PERおよびPBRのいずれにおいても、B社の方が割安と評価できる。
広告
正解 4
問題難易度
肢110.6%
肢213.6%
肢313.2%
肢462.6%
肢213.6%
肢313.2%
肢462.6%
分野
科目:C.金融資産運用細目:5.株式投資
解説
PER(株価収益率)とPBR(株価純資産倍率)は株式の割安性を示す指標で、ともに低い値であるほど割安と評価されます。- PER(Price Earning Ratio)
- 株価が1株当たりの純利益の何倍になっているかを表す指標
●PER(倍)=株価÷1株当たりの純利益 - PBR(Price Book-Value Ratio)
- 企業について市場が評価した値段(時価総額)が、会計上の解散価値である純資産の何倍であるかを表す指標
●PBR(倍)=株価÷1株当たりの純資産
[A社]
PER=500円÷50円=10倍
PBR=500円÷125円=4倍
[B社]
PER=350円÷70円=5倍
PBR=350円÷175円=2倍
PERとPBRのどちらにおいてもB社の方が低い値なので、B社の方が割安と評価できます。よって正解は[4]です。
広告