FP2級 2018年1月 実技(FP協会:資産設計)問2

問2

ファイナンシャル・プランニングのプロセスに従い、次の(ア)~(カ)を6つのステップの順番に並べ替えたとき、その中で3番目(ステップ3)となるものとして、最も適切なものはどれか。その記号を解答欄に記入しなさい。
  1. 作成したプランに従い、提案した金融商品購入等の実行援助を行う。
  2. キャッシュフロー表等を作成し、顧客の資産および負債の状況を把握する。
  3. 顧客の目標達成のために商品選定を行い、提案書を作成して顧客に提示する。
  4. 顧客の将来の希望等を確認するために、ヒアリング調査等で情報を収集する。
  5. 家族の生活環境の変化に応じて、定期的にプランの見直しを行う。
  6. ファイナンシャル・プランニングで行うサービス内容について説明を行う。

正解 

 

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:1.ファイナンシャル・プランニングと倫理

解説

顧客に適切に説明するうえで、顧客との関係確立からプランの提案および実行に至るまで正しいプロセスを進む必要があります。そのため、以下のような「FPプロセスの6ステップ」を実践することが求められています。
①顧客との関係確立とその明確化
顧客との関係を確立し、業務契約範囲を明確化する。
②顧客データの収集と目標の明確化
顧客のデータを収集して、顧客の生活上の目標から経済面での目標を明確化する。
③顧客のファイナンス状態の分析と評価
収集した顧客情報を基に、キャッシュフロー表やバランスシートを作成し、現状分析や将来の予測等を行う。
④ファイナンシャル・プランの検討・作成と提示
顧客ニーズに適合するプランを検討し、資料の作成と提示・説明を行う。
⑤ファイナンシャル・プランの実行援助
プランの実行のための適切な商品とサービスを明確にし提示およびアドバイスを行う。
⑥ファイナンシャル・プランの定期的見直し
外部環境や家庭環境の変化等に合わせてプランを定期的に見直す。
外部環境や家庭環境の変化等に合わせてプランを定期的に見直す。これを踏まえて(ア)~(カ)を順番に並べ替えると次のようになります。
  1. (カ)ファイナンシャル・プランニングで行うサービス内容について説明を行う。
  2. (エ)顧客の将来の希望等を確認するために、ヒアリング調査等で情報を収集する。
  3. (イ)キャッシュフロー表等を作成し、顧客の資産および負債の状況を把握する。
  4. (ウ)顧客の目標達成のために商品選定を行い、提案書を作成して顧客に提示する。
  5. (ア)作成したプランに従い、提案した金融商品購入等の実行援助を行う。
  6. (オ)家族の生活環境の変化に応じて、定期的にプランの見直しを行う。
したがって3番目のステップとなるものは「イ」です。