FP2級 2018年1月 実技(FP協会:資産設計)問4

問4

下記<資料>に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
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  1. この債券は、NISA(少額投資非課税制度)口座で購入することができる。
  2. この債券は、投機的格付けに分類される。
  3. この債券の購入に際しては、売出期間中に為替レートが日々変動するため、申込日によって円での払込金額が異なる。
  4. この債券の利子を円で受け取る場合、為替変動の影響を受けることなく、円換算した額面に対して年2.20%(税引前)の利率に基づいて、利子を受け取ることができる。

正解 3

分野

科目:C.金融資産運用
細目:4.債券投資

解説

  1. 不適切。設例の商品は社債です。NISA口座では、預貯金や公社債、公社債投資信託などの低リスク商品を購入することはできません。
  2. 不適切。設例の債券は格付「BBB]なので投資適格債に分類されます。債券には、信用リスクの目安として格付けがあり、「BBB以上」を投資適格債、「BB以下」を投機的格付債券(または投資不適格債やジャンク債)といいます。
  3. 適切。設例の債券は「豪ドル建て社債」のため、豪ドル相場の変動による影響を受けます。円安豪ドル高になれば払込金額が多くなり、円高豪ドル安になれば払込金額は少なくて済む、というように申込日によって購入価格が異なります。
  4. 不適切。利率「年2.20%」は豪ドル建ての額面価額に対してのものです。円で受け取る際には受取時の為替レートをもって円換算されるため、為替変動の影響を受けます。
したがって適切な記述は[3]です。