FP2級 2018年5月 実技(FP協会:資産設計)問6
問6
金投資に関する次の(ア)~(ウ)の記述について、正しいものには○、誤っているものには×を解答欄に記入しなさい。なお、金の取引は継続的な売買でないものとする。- 個人が金地金を売却した場合の所得は、譲渡所得として課税される。
- 個人が金地金を業者に売却する際には、売却代金の他に、売却代金の消費税相当額を受け取ることができる。
- 金地金は、一般的に地政学的リスクに対して強いと考えられている代表的な資産である。
(ア) | (イ) | (ウ) |
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正解
(ア) | (イ) | (ウ) |
〇 | 〇 | 〇 |
分野
科目:C.金融資産運用細目:2.預貯金・金融類似商品
解説
- 〇適切。原則として個人が金地金を売却したことによる所得は、譲渡所得(総合課税)になります。ただし、個人であっても事業として営利目的で行っている場合には事業所得または雑所得になります。本肢は「継続的な売買でない」としており、事業目的ではないと判断できるため譲渡所得に分類されます。
- 〇適切。金地金を購入する際に消費税を支払います。逆に売却する際は業者から消費税相当額を受けることができます。
- 〇適切。地政学的リスクとは、政治的・軍事的な緊張の高まりが地理的関係による特定地域の経済や世界経済全体を不透明にするリスクのことです。一般的に原油や為替等は地政学的リスクの影響を受けやすいと言われています。一方、希少性の高い現物資産である金地金は、有事に対して強く安全資産であると考えられています。
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