FP2級 2018年5月 実技(金財:生保)問3

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問3

最後に、Mさんは、Aさんに対して、65歳以後に受給することができる公的年金制度からの給付額について説明した。《設例》の<Aさん夫婦に関する資料>および下記の<資料>に基づき、次の①、②を求め、解答用紙に記入しなさい(計算過程の記載は不要)。なお、年金額は平成29年度価額に基づいて計算し、年金額の端数処理は円未満を四捨五入すること。
  1. 原則として、Aさんが65歳から受給することができる老齢基礎年金の年金額
  2. 原則として、Aさんが65歳から受給することができる老齢厚生年金の年金額
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正解 
 727,347(円)
 1,459,005(円)

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:5.公的年金

解説

〔①について〕
<資料>老齢基礎年金の計算式を使います。
Aさんは国民年金に32月未加入ですが、残りの期間は60歳まで加入していることになります。よって、保険料納付済期間は「480月-32月=448月」です。

 779,300円×448月480月=727,346.66…円
(円未満を四捨五入して)727,347円

よって、正解は727,347(円)になります。

〔②について〕
<資料>老齢厚生年金の計算式を使って、報酬比例部分、経過的加算額、加給年金額をそれぞれ計算して合算します。報酬比例部分の計算では、標準報酬月額の下3桁"000"と分数の1,000を約分してから計算するのがコツです。

【報酬比例部分】
[ⓐ平成15年3月以前の期間分]
 300,000円×7.1251,000×264月=564,300円

[ⓑ平成15年4月以後の期間分]
 500,000円×5.4811,000×184月=504,252円

[ⓐ+ⓑ]
 564,300円+504,252円=1,068,552円

【経過的加算額】
厚生年金の被保険者期間は「264月+184月=448月」、20歳から60歳までの被保険者期間も同じ448月です。

 1,625円×448月-779,300円×448月480月
=728,000円-727,346.66…=653.33…円
(円未満を四捨五入して)653円

【加給年金額】
加給年金額は、厚生年金の被保険者期間が20年以上ある人が65歳に到達した時点(または老齢厚生年金の支給開始年齢に達した時点)で、生計を維持している65歳未満の配偶者または子がいる場合に支給されます。
Aさんは厚生年金の厚生年金の被保険者期間が20年以上あり、かつ、Aさんが65歳時点で妻Bさんは60歳ですので389,800円が支給されます。

以上の合計が、Aさんが65歳から受給することができる老齢厚生年金の年金額になります。

 1,068,552円+653円+389,800円=1,459,005円

よって、正解は1,459,005(円)になります。