FP2級過去問題 2019年1月学科試験 問27
問27
下記<資料>に基づくファンドAとファンドBの運用パフォーマンスの比較評価に関する次の記述の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句または数値の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
無リスク金利を1.0%として、<資料>の数値によりファンドAのシャープレシオの値を算出すると(ア)となり、同様に算出したファンドBのシャープレシオの値は(イ)となる。シャープレシオの値が(ウ)ほど効率的な運用であったと判断される。
- (ア)3.50 (イ)1.25 (ウ)大きい
- (ア)3.50 (イ)1.25 (ウ)小さい
- (ア)4.00 (イ)1.50 (ウ)大きい
- (ア)4.00 (イ)1.50 (ウ)小さい
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正解 1
問題難易度
肢165.7%
肢210.4%
肢317.1%
肢46.8%
肢210.4%
肢317.1%
肢46.8%
分野
科目:C.金融資産運用細目:9.ポートフォリオ運用
解説
シャープレシオは、ある投資資産からの利益率が、無リスクの投資資産(安全資産)と比較して、どれだけ上回っているか示す指標で、値が大きいほど低いリスクで優れた投資効果(つまり効率の良い投資)だったことを意味します。シャープレシオは、異なるポートフォリオの投資効果を比較する際に用いられます。シャープレシオ=超過収益率÷標準偏差
超過収益率=収益率-無リスク金利
設問のケースでは、以下のように求められます。
[A社]
超過収益率=8%-1%=7%
シャープレシオ=7%÷2%=3.5
[B社]
超過収益率=6%-1%=5%
シャープレシオ=5%÷4%=1.25
A社のシャープレシオは3.50、B社のシャープレシオは1.25です。シャープレシオは値が大きいほど効率的な運用であったことを示すので、2資産の比較ではAに軍配が上がります。
したがって[1]の組合せが適切です。