FP2級 2019年1月 実技(FP協会:資産設計)問3

問3

下記<資料>は、氷室さんが同一の特定口座内で行ったPX株式会社の株式取引に係る明細である。氷室さんが2023年12月12日に売却した300株について、譲渡所得の取得費の計算の基礎となる1株当たりの取得価額として、正しいものはどれか。なお、計算結果について円未満の端数が生じる場合は切り上げること。
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  1. 2,450円
  2. 2,595円
  3. 2,657円
  4. 2,740円

正解 2

分野

科目:C.金融資産運用
細目:5.株式投資

解説

同一の株式を複数回に分けて購入した場合、売却時の譲渡所得の取得費の計算に用いる1株当たりの取得価額は、総平均法に準ずる方法により求めます。総平均法とは、銘柄ごとに購入総額を購入総数で割って1株当たりの取得価額を求める方法です。

[2023年12月12日までの買付合計]
2022年6月1日 … 2,450円×300株=735,000円
2022年12月7日 … 2,820円×100株=282,000円
2023年2月16日 … 2,700円×200株=540,000円

よって、買付の合計額は、
 735,000円+282,000円+540,000円=1,557,000円

買付した株数の合計は「300+100+200=600株」なので、202312月12日の売却に適用される1株当たりの取得金額は、

 1,557,000円÷600株=2,595

したがって[2]が正解です。