FP2級 2019年5月 実技(金財:個人)問4
問4
《設例》の<X社株式およびY社株式の情報>および<X社およびY社の財務データ>に基づいて算出される次の①~④を求めなさい(計算過程の記載は不要)。〈答〉は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位までを解答すること。- X社のROE
- Y社のROE
- X社のPER
- Y社のPER
①% |
②% |
③倍 |
④倍 |
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正解
① 12.08(%) |
② 9.69(%) |
③ 11.03(倍) |
④ 9.68(倍) |
分野
科目:C.金融資産運用細目:5.株式投資
解説
〔①について〕
ROE(自己資本利益率)とは、自己資本を使ってどれだけ利益を上げたかを示す指標です。ROEが高いほど、収益性が高い会社と判断できます。
ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100
X社の当期純利益は290,000百万円、自己資本(=純資産)は2,400,000百万円なので、
290,000÷2,400,000×100=12.08333…
(小数点以下第3位を四捨五入)12.08%
よって、正解は12.08(%)になります。
〔②について〕
X社の当期純利益は46,500百万円、自己資本(=純資産)は480,000百万円なので、
46,500÷480,000×100=9.6875
(小数点以下第3位を四捨五入)9.69%
よって、正解は9.69(%)になります。
〔③について〕
PER(株価収益率)とは、株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す指標です。PERが低いほど株価が割安と判断します。
PER(倍)=株価÷1株当たり当期純利益
X社は、発行済み株式総数8億株で当期純利益が290,000百万円なので、1株当たりの当期純利益は、
290,000百万円÷8億株=362.5円
X社の株価は4,000円なのでPERは、
4,000円÷362.5円=11.0344…
(小数点以下第3位を四捨五入)11.03倍
よって、正解は11.03(倍)になります。
〔④について〕
Y社は、発行済み株式総数3億株で当期純利益が46,500百万円なので、1株当たり当期純利益は、
46,500百万円÷3億株=155円
X社の株価は1,500円なのでPERは、
1,500円÷155円=9.6774…
(小数点以下第3位を四捨五入)9.68倍
よって、正解は9.68(倍)になります。
ROE(自己資本利益率)とは、自己資本を使ってどれだけ利益を上げたかを示す指標です。ROEが高いほど、収益性が高い会社と判断できます。
ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100
X社の当期純利益は290,000百万円、自己資本(=純資産)は2,400,000百万円なので、
290,000÷2,400,000×100=12.08333…
(小数点以下第3位を四捨五入)12.08%
よって、正解は12.08(%)になります。
〔②について〕
X社の当期純利益は46,500百万円、自己資本(=純資産)は480,000百万円なので、
46,500÷480,000×100=9.6875
(小数点以下第3位を四捨五入)9.69%
よって、正解は9.69(%)になります。
〔③について〕
PER(株価収益率)とは、株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す指標です。PERが低いほど株価が割安と判断します。
PER(倍)=株価÷1株当たり当期純利益
X社は、発行済み株式総数8億株で当期純利益が290,000百万円なので、1株当たりの当期純利益は、
290,000百万円÷8億株=362.5円
X社の株価は4,000円なのでPERは、
4,000円÷362.5円=11.0344…
(小数点以下第3位を四捨五入)11.03倍
よって、正解は11.03(倍)になります。
〔④について〕
Y社は、発行済み株式総数3億株で当期純利益が46,500百万円なので、1株当たり当期純利益は、
46,500百万円÷3億株=155円
X社の株価は1,500円なのでPERは、
1,500円÷155円=9.6774…
(小数点以下第3位を四捨五入)9.68倍
よって、正解は9.68(倍)になります。
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