FP2級過去問題 2020年9月学科試験 問24
問24
株式指標の一般的な特徴に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。- PER(倍)は、「株価÷1株当たり当期純利益」の算式により計算され、この値が高い銘柄は割高と考えられる。
- PBR(倍)は、「株価÷1株当たり純資産」の算式により計算され、この値が高い銘柄は割高と考えられる。
- 配当性向(%)は、「配当金総額÷当期純利益×100」の算式により計算され、この値が高いほど株主への利益還元率が高いと考えられる。
- 配当利回り(%)は、「配当金総額÷純資産×100」の算式により計算され、この値が高いほど投資価値が高いと考えられる。
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正解 4
問題難易度
肢18.1%
肢27.9%
肢318.3%
肢465.7%
肢27.9%
肢318.3%
肢465.7%
分野
科目:C.金融資産運用細目:5.株式投資
解説
- 適切。PER(株価収益率)は、「株価÷1株当たり当期純利益」で計算し、算出値が低いほど割安と判断されます。PERが高い銘柄は割高と考えるので記述は適切です。
- 適切。PBR(株価純資産倍率)は、「株価÷1株当たり純資産」で計算し、算出値が低いほど割安と判断されます。PBRが高い銘柄は割高と考えるので記述は適切です。
- 適切。配当性向(%)とは、ある企業がその期の純利益(税引後利益)の中から、配当金をどのくらい支払っているかの割合を表した指標で、「配当金総額÷当期純利益×100」で求めます。配当性向が高いほど株主に利益を還元していることになります。
- [不適切]。配当利回り(%)は、株価に対する年間配当金の割合を示す指標で、「1株当たりの年間配当金÷株価」で求めます(分子を配当金総額にするなら、分母は時価総額)。本肢の式は「純資産配当率(株主資本配当率)」の算式なので誤りです。
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