FP2級 2021年1月 実技（FP協会:資産設計）問14
問14
加瀬卓也さんが契約している火災保険（下記＜資料＞参照）に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、超過保険や一部保険には該当しないものとし、＜資料＞に記載のない特約については付帯がないものとする。また、保険契約は有効に継続しているものとする。
- 火災による損害の補償に関する建物の保険金額は、1,400万円で契約している。
- 竜巻が原因で建物と家財が全損となった場合、合計で2,100万円の損害保険金が支払われる。
- 洪水が原因で建物と家財が全損となった場合、補償の対象にならない。
- 休日に卓也さんが自転車で走行中、誤って他人にケガを負わせた場合の法律上の損害賠償責任についても、補償の対象となる。
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正解 3
分野
科目：B.リスク管理細目：4.損害保険
解説
- 適切。"建物・家財等に関する補償"欄を見ると、事故の種類①火災、落雷、破裂・爆発の補償が「有」であり、建物の保険金額が1,400万円であることがわかります。
- 適切。竜巻が原因による損害は風災に該当します②風災、ひょう災、雪災は建物・家財ともに補償が「有」のため、建物と家財が全損となった場合、1,400万円と700万円を合わせた2,100万円の損害補償金が支払われます。
- [不適切]。洪水が原因による損害は④水災に該当します。建物・家財ともに補償が「有」のため、建物と家財が全損となった場合、補償の対象となり、1,400万円と700万円を合わせた2,100万円の損害補償金が支払われます。
- 適切。個人賠償責任特約は契約者本人と家族全員を対象に、日常生活で起きた偶発的な事故によって他人に損害を与えた場合に賠償責任を補償する保険で、自転車による事故に対しても補償されます。ただし、自動車による事故は補償されないので注意が必要です。
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