FP2級 2021年1月 実技(金財:個人)問4
問4
《設例》のデータに基づいて算出される次の①~④を求め、解答用紙に記入しなさい(計算過程の記載は不要)。〈答〉は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位までを解答すること。- X社のROE
- Y社のROE
- X社のPER
- Y社のPER
①% |
②% |
③倍 |
④倍 |
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正解
① 10.18(%) |
② 8.33(%) |
③ 11.16(倍) |
④ 13.54(倍) |
分野
科目:C.金融資産運用細目:5.株式投資
解説
〔①について〕
ROE(自己資本利益率)は、自己資本を使ってどれだけ効率的に利益を上げたかを示す指標です。ROEが高いほど、収益性が高い会社と判断できます。
ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100
X社の当期純利益は56,000百万円、自己資本(=純資産)は550,000百万円なので、
56,000÷550,000×100=10.181…
(小数点以下第3位を四捨五入)10.18%
よって、正解は10.18(%)になります。
〔②について〕
Y社の当期純利益は20,000百万円、自己資本(=純資産)は240,000百万円なので、
20,000÷240,000×100=8.333…
(小数点以下第3位を四捨五入)8.33%
よって、正解は8.33(%)になります。
〔③について〕
PER(株価収益率)とは、株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す指標です。PERが低いほど株価が割安と判断します。
PER(倍)=株価÷1株当たり当期純利益
X社は、発行済み株式総数5億株で当期純利益が56,000百万円=560億なので、1株当たりの当期純利益は、
560億円÷5億株=112円
X社の株価は1,250円なのでPERは、
1,250円÷112円=11.160…
(小数点以下第3位を四捨五入)11.16倍
よって、正解は11.16(倍)になります。
〔④について〕
Y社は、発行済み株式総数2億株で当期純利益が20,000百万円=200億なので、1株当たりの当期純利益は、
200億円÷2億株=100円
Y社の株価は1,354円なのでPERは、
1,354円÷100円=13.54
よって、正解は13.54(倍)になります。
ROE(自己資本利益率)は、自己資本を使ってどれだけ効率的に利益を上げたかを示す指標です。ROEが高いほど、収益性が高い会社と判断できます。
ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100
X社の当期純利益は56,000百万円、自己資本(=純資産)は550,000百万円なので、
56,000÷550,000×100=10.181…
(小数点以下第3位を四捨五入)10.18%
よって、正解は10.18(%)になります。
〔②について〕
Y社の当期純利益は20,000百万円、自己資本(=純資産)は240,000百万円なので、
20,000÷240,000×100=8.333…
(小数点以下第3位を四捨五入)8.33%
よって、正解は8.33(%)になります。
〔③について〕
PER(株価収益率)とは、株価が1株当たり当期純利益の何倍であるかを示す指標です。PERが低いほど株価が割安と判断します。
PER(倍)=株価÷1株当たり当期純利益
X社は、発行済み株式総数5億株で当期純利益が56,000百万円=560億なので、1株当たりの当期純利益は、
560億円÷5億株=112円
X社の株価は1,250円なのでPERは、
1,250円÷112円=11.160…
(小数点以下第3位を四捨五入)11.16倍
よって、正解は11.16(倍)になります。
〔④について〕
Y社は、発行済み株式総数2億株で当期純利益が20,000百万円=200億なので、1株当たりの当期純利益は、
200億円÷2億株=100円
Y社の株価は1,354円なのでPERは、
1,354円÷100円=13.54
よって、正解は13.54(倍)になります。
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