FP2級 2021年5月 実技(FP協会:資産設計)問5

問5

下記<資料>の外貨定期預金について、満期時の外貨ベースの元利合計額を円転した金額を計算しなさい。なお、計算結果(円転した金額)について円未満の端数が生じる場合は切り捨てること。また、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと。

<資料>
  • 預入額:10,000豪ドル
  • 預入期間:12ヵ月
  • 預金金利:0.4%(年率)
  • 為替レート(1豪ドル)
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  1. 利息の計算に際しては、預入期間は日割りではなく月割りで計算すること。
  2. 為替差益・為替差損に対する税金については考慮しないこと。
  3. 利息に対しては、豪ドル建ての利息額の20%(復興特別所得税は考慮しない)相当額が所得税・住民税として源泉徴収されるものとすること。

正解 

 748,387(円)

分野

科目:C.金融資産運用
細目:6.外貨建て商品

解説

円を外貨にするときのレートはTTS、外貨を円にするときのレートはTTBです。

10,000豪ドルを満期(12カ月=1年)まで保有するした場合、預金金利が年0.4%なので、利息額は、

 10,000豪ドル×0.4%=40豪ドル

本問では、"注3"に記載の通り利息に対して豪ドル建ての20%相当額が源泉徴収されるものとします。源泉徴収後の利息額は、

 40豪ドル-(40豪ドル×20%)=32豪ドル

以上より、外貨ベースの元利合計額は「10,000+32=10,032豪ドル」となります。これをTTB(74.60円)で円転するので、

 10,032豪ドル×74.60円=748,387.2円
(円未満切り捨て)748,387円

よって、正解は748,387円になります。