FP2級 2021年5月 実技(金財:生保)問12
問12
Aさんの2023年分の所得税の算出税額を計算した下記の表の空欄①~④に入る最も適切な数値を求めなさい。なお、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。①円 |
②円 |
③円 |
④円 |
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正解
① 5,550,000(円) |
② 77,500(円) |
③ 480,000(円) |
④ 137,500(円) |
分野
科目:D.タックスプランニング細目:2.所得税の仕組み
解説
〔①について〕
Aさんの収入は、事業所得と一時所得の2つです。
【事業所得】
設例より530万円
【解約返戻金 … 一時所得】
一時所得は以下の式で求めます。解約返戻金額が収入金額、正味払込保険料が支出金額に相当するので、
600万円-500万円-50万円=50万円
50万円×1/2=25万円
総所得金額は2つの所得を合計した「530万円+25万円=555万円」です。
よって、正解は5,550,000(円)になります。
〔②について〕
終身保険の保険料は「一般の生命保険料控除」、医療保険の保険料は「介護医療保険料控除」として計算します。
よって、正解は77,500(円)になります。
〔③について〕
Aさんの合計所得金額は2,400万円以下なので基礎控除の額は48万円です。
よって、正解は480,000(円)になります。
〔④について〕
所得税額は、課税総所得金額を所得税の速算表に当てはめて計算します。
(a)総所得金額は①で求めた555万円、(b)所得控除の合計額は320万円ですので、課税総所得金額(a-b)は「555万円-320万円=235万円」となります。
<資料>所得税の速算表を用いて所得税額を計算すると、
235万円×10%-9万7,500円=13万7,500円
よって、正解は137,500(円)になります。
Aさんの収入は、事業所得と一時所得の2つです。
【事業所得】
設例より530万円
【解約返戻金 … 一時所得】
一時所得は以下の式で求めます。解約返戻金額が収入金額、正味払込保険料が支出金額に相当するので、
600万円-500万円-50万円=50万円
50万円×1/2=25万円
総所得金額は2つの所得を合計した「530万円+25万円=555万円」です。
よって、正解は5,550,000(円)になります。
〔②について〕
終身保険の保険料は「一般の生命保険料控除」、医療保険の保険料は「介護医療保険料控除」として計算します。
- 終身保険
- 年間保険料が150,000円なので、<資料>より4万円
- 医療保険
- 年間保険料が70,000円なので、<資料>より「70,000円×1/4+20,000円=37,500円」
よって、正解は77,500(円)になります。
〔③について〕
Aさんの合計所得金額は2,400万円以下なので基礎控除の額は48万円です。
よって、正解は480,000(円)になります。
〔④について〕
所得税額は、課税総所得金額を所得税の速算表に当てはめて計算します。
(a)総所得金額は①で求めた555万円、(b)所得控除の合計額は320万円ですので、課税総所得金額(a-b)は「555万円-320万円=235万円」となります。
<資料>所得税の速算表を用いて所得税額を計算すると、
235万円×10%-9万7,500円=13万7,500円
よって、正解は137,500(円)になります。
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