FP2級 2021年9月 実技(金財:個人)問2

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問2

Aさんが現時点(2021年9月12日)で死亡した場合、《設例》の<Aさんとその家族に関する資料>および下記の<資料>に基づき、妻Bさんが受給することができる遺族厚生年金の額を求め、解答用紙に記入しなさい(計算過程の記載は不要)。なお、年金額は2021年度価額に基づいて計算し、年金額の端数処理は円未満を四捨五入すること。
02.png./image-size:560×238

正解 

 435,667(円)

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:5.公的年金

解説

<資料>の式にしたがって計算していきます。計算手順としてはⓐとⓑの金額を個別に計算してから、それらを一番上の式に当てはめて遺族厚生年金の額を求めます。

[ⓐ2003年3月以前の期間分]
 240,000円×7.1251,000×36月=61,560円
[ⓑ2003年4月以後の期間分]
 360,000円×5.4811,000×221月=436,068.36円
[ⓐ+ⓑ]
 61,560円+436,068.36円=497,628.36円

遺族厚生年金の額は「老齢厚生年金の報酬比例部分の額×3/4」で求めますが、遺族厚生年金の報酬比例部分の額を計算する際に、Aさんのように被保険者期間が300月未満の場合は300月とみなして計算します。

 497,628.36円×300月257月×34=435,666.85…円
(円未満四捨五入して)435,667円

よって、正解は435,667(円)になります。