FP2級 2021年9月 実技(金財:個人)問4
問4
《設例》のデータに基づいて算出される次の①、②を求め、解答用紙に記入しなさい(計算過程の記載は不要)。〈答〉は表示単位の小数点以下第3位を四捨五入し、小数点以下第2位までを解答すること。- X社のROE
- Y社のROE
- X社のPBR
- Y社のPBR
①% |
②% |
③倍 |
④倍 |
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正解
① 5.63(%) |
② 7.14(%) |
③ 1.41(倍) |
④ 1.43(倍) |
分野
科目:C.金融資産運用細目:5.株式投資
解説
〔①について〕
ROE(自己資本利益率)は、自己資本を使ってどれだけ効率的に利益を上げたかを示す指標です。ROEが高いほど、収益性が高い会社と判断できます。
ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100
X社の当期純利益は90,000百万円、自己資本(=純資産)は160,000百万円なので、
90,000÷1,600,000×100=5.625
(小数点以下第3位を四捨五入)5.63%
よって、正解は5.63(%)になります。
〔②について〕
Y社の当期純利益は100,000百万円、自己資本(=純資産)は1,400,000百万円なので、
100,000÷1,400,000×100=7.142…
(小数点以下第3位を四捨五入)7.14%
よって、正解は7.14(%)になります。
〔③について〕
PBR(株価純資産倍率)とは、株価が1株当たり純資産の何倍であるかを示す指標です。PBRが低いほど株価が割安と判断します。
PBR(倍)=株価÷1株当たり純資産
X社は、発行済み株式総数5億株で純資産が1,600,000百万円(=16,000億)なので、1株当たりの純資産は、
16,000億円÷5億株=3,200円
X社の株価は4,500円なのでPBRは、
4,500円÷3,200円=1.406…
(小数点以下第3位を四捨五入)1.41倍
よって、正解は1.41(倍)になります。
〔④について〕
Y社は、発行済み株式総数10億株で純資産が1,400,000百万円(=14,000億)なので、1株当たりの純資産は、
14,000億円÷10億株=1,400円
Y社の株価は2,000円なのでPBRは、
2,000円÷1,400円=1.428…
(小数点以下第3位を四捨五入)1.43倍
よって、正解は1.43(倍)になります。
ROE(自己資本利益率)は、自己資本を使ってどれだけ効率的に利益を上げたかを示す指標です。ROEが高いほど、収益性が高い会社と判断できます。
ROE(%)=当期純利益÷自己資本×100
X社の当期純利益は90,000百万円、自己資本(=純資産)は160,000百万円なので、
90,000÷1,600,000×100=5.625
(小数点以下第3位を四捨五入)5.63%
よって、正解は5.63(%)になります。
〔②について〕
Y社の当期純利益は100,000百万円、自己資本(=純資産)は1,400,000百万円なので、
100,000÷1,400,000×100=7.142…
(小数点以下第3位を四捨五入)7.14%
よって、正解は7.14(%)になります。
〔③について〕
PBR(株価純資産倍率)とは、株価が1株当たり純資産の何倍であるかを示す指標です。PBRが低いほど株価が割安と判断します。
PBR(倍)=株価÷1株当たり純資産
X社は、発行済み株式総数5億株で純資産が1,600,000百万円(=16,000億)なので、1株当たりの純資産は、
16,000億円÷5億株=3,200円
X社の株価は4,500円なのでPBRは、
4,500円÷3,200円=1.406…
(小数点以下第3位を四捨五入)1.41倍
よって、正解は1.41(倍)になります。
〔④について〕
Y社は、発行済み株式総数10億株で純資産が1,400,000百万円(=14,000億)なので、1株当たりの純資産は、
14,000億円÷10億株=1,400円
Y社の株価は2,000円なのでPBRは、
2,000円÷1,400円=1.428…
(小数点以下第3位を四捨五入)1.43倍
よって、正解は1.43(倍)になります。
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