FP2級 2021年9月 実技(金財:生保)問11

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問11

所得税における医療費控除に関する以下の文章の空欄①~③に入る最も適切な数値を、下記の〈数値群〉のなかから選び、その記号を解答用紙に記入しなさい。

 「通常の医療費控除は、その年分の総所得金額等の合計額が200万円以上である納税者の場合、その年中に支払った医療費の総額から保険金などで補填される金額を控除した金額が()万円を超えるときは、その超える部分の金額(最高200万円)をその納税者のその年分の総所得金額等から控除することができます。また、通常の医療費控除との選択適用となるセルフメディケーション税制(特定一般用医薬品等購入費を支払った場合の医療費控除の特例)では、定期健康診断や予防接種などの一定の取組みを行っている者が自己または自己と生計を一にする配偶者等のために特定一般用医薬品等購入費を支払った場合、その額が()円を超えるときは、その超える部分の金額(最高()円)を総所得金額等から控除することができます」
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  1. イ.5
  2. ロ.10
  3. ハ.20
  4. ニ.12,000
  5. ホ.24,000
  6. ヘ.38,000
  7. ト.68,000
  8. チ.88,000
  9. リ.120,000

正解 

分野

科目:D.タックスプランニング
細目:5.所得控除

解説

〔①について〕
医療費控除額の算式は次のようになっています。
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総所得金額等が200万円以上である人は一律10万円が差し引かれるので、医療費の総額が10万円を超えていなければ医療費控除の金額は0円(適用なし)となります。
よって、正解は[ロ]の10(万円)になります。

〔②、③について〕
健康診断を定期的にきちんと受けている人が、自己又は自己と生計を一にする配偶者その他の親族のためにスイッチOTC医薬品購入費を支払った場合には、一定の金額の所得控除を受けることができます。これをセルフメディケーション税制といいます(通常の医療費控除とは選択適用)。
セルフメディケーション税制による医療費控除額は、実際に支払ったスイッチOTC医薬品購入費の合計額(保険金などで補填される部分を除く)から12,000円を差し引いた金額(最高88,000円)です。
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よって、②は[ニ]の12,000(円)、③は[チ]の88,000(円)が正解となります。