FP2級 2022年1月 実技(金財:生保)問4
問4
Mさんは、Aさんに対して、公的介護保険(以下、「介護保険」という)について説明した。Mさんが説明した以下の文章の空欄①~④に入る最も適切な語句または数値を、下記の〈語句群〉のなかから選び、その記号を解答用紙に記入しなさい。「介護保険の被保険者は、(①)歳以上の第1号被保険者と40歳以上(①)歳未満の医療保険加入者である第2号被保険者に区分されます。介護保険の被保険者が保険給付を受けるためには、(②)から要介護認定または要支援認定を受ける必要があります。
介護保険の保険給付を受ける被保険者は、原則として、費用(食費、居住費等を除く)の1割を負担することになります。ただし、第1号被保険者のうち、一定額以上の所得を有する者については、自己負担割合が2割または3割となります。第1号被保険者本人の合計所得金額が(③)万円以上、かつ、同一世帯の第1号被保険者の年金収入とその他の合計所得金額の合計額が一定額以上の場合、自己負担割合は3割となります。
第2号被保険者に係る介護保険料は、各医療保険者がそれぞれの医療保険各法に基づいて、賦課・徴収します。他方、第1号被保険者に係る介護保険料は、被保険者が公的年金制度から年額(④)万円以上の年金を受給している場合には、原則として公的年金から特別徴収されます」
- イ.15
- ロ.18
- ハ.20
- ニ.60
- ホ.65
- ヘ.70
- ト.160
- チ.220
- リ.340
- ヌ.都道府県
- ル.市町村(特別区を含む)
① | ② | ③ | ④ |
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正解
① | ② | ③ | ④ |
ホ | ル | チ | ロ |
分野
科目:A.ライフプランニングと資金計画細目:4.社会保険
解説
〔①について〕
介護保険では被保険者を第1号被保険者(65歳以上)と第2号被保険者(40歳以上65歳未満)に区分しています。
よって、正解は[ホ]の65(歳)になります。
〔②について〕
被保険者が保険給付を受けるには、保険者である市区町村から要介護・要支援の認定を受ける必要があります。
よって、正解は[ル]の市町村(特別区を含む)になります。
〔③について〕
介護保険の自己負担割合は原則として1割ですが、所得の多い第1号被保険者は以下のチャートに従い2割または3割負担となります。自己負担割合が3割負担となる可能性があるのは、第1号被保険者のうち合計所得金額が220万円以上の人です。
よって、正解は[チ]の220(万円)になります。
〔④について〕
第1号被保険者の介護保険保険料は、年金年額18万円以上あれば原則として公的年金から天引き(特別徴収)されます。それ以外は口座振替または納付書による納付(普通徴収)となります。
よって、正解は[ロ]の18(万円)になります。
介護保険では被保険者を第1号被保険者(65歳以上)と第2号被保険者(40歳以上65歳未満)に区分しています。
よって、正解は[ホ]の65(歳)になります。
〔②について〕
被保険者が保険給付を受けるには、保険者である市区町村から要介護・要支援の認定を受ける必要があります。
よって、正解は[ル]の市町村(特別区を含む)になります。
〔③について〕
介護保険の自己負担割合は原則として1割ですが、所得の多い第1号被保険者は以下のチャートに従い2割または3割負担となります。自己負担割合が3割負担となる可能性があるのは、第1号被保険者のうち合計所得金額が220万円以上の人です。
よって、正解は[チ]の220(万円)になります。
〔④について〕
第1号被保険者の介護保険保険料は、年金年額18万円以上あれば原則として公的年金から天引き(特別徴収)されます。それ以外は口座振替または納付書による納付(普通徴収)となります。
よって、正解は[ロ]の18(万円)になります。
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