FP2級過去問題 2022年9月学科試験 問2

問2

公的医療保険に関する次の記述の空欄(ア)~(エ)にあてはまる語句の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
  • 健康保険の被保険者資格を喪失した者で、喪失日の前日までに引き続き2ヵ月以上被保険者であった者は、所定の申出により、最長で()年間、健康保険の任意継続被保険者となることができる。
  • 全国健康保険協会管掌健康保険(協会けんぽ)の場合、()保険料率は、都道府県ごとに定められているのに対して、()保険料率は、全国一律に定められている。
  • 国民健康保険の被保険者が()に達すると、その被保険者資格を喪失し、後期高齢者医療制度の被保険者となる。
  1. (ア)3 (イ)介護 (ウ)一般 (エ)75歳
  2. (ア)2 (イ)一般 (ウ)介護 (エ)75歳
  3. (ア)3 (イ)一般 (ウ)介護 (エ)70歳
  4. (ア)2 (イ)介護 (ウ)一般 (エ)70歳

正解 2

問題難易度
肢12.5%
肢289.4%
肢32.1%
肢46.0%

解説

〔(ア)について〕
所定の要件を満たした者が退職して健康保険の被保険者の資格を失った場合は、希望により最長2年間、それまで加入していた健康保険の任意継続被保険者となることができます。

〔(イ)について〕
協会けんぽの保険料率のうち、一般保険料率はその都道府県で必要な医療費を基準にして決定されるので、都道府県ごとに異なります。医療費が抑えられている都道府県ほど低い保険料率になる仕組みです。

〔(ウ)について〕
協会けんぽの保険料率のうち、介護保険料率は全国一律です。介護保険料率は、全国の保険者が納付する介護納付金の総額と介護保険第2号被保険者の総報酬額の総額によって決まるため、都道府県ごとの違いはありません。

〔(エ)について〕
75歳になると、それまで加入していた健康保険や国民健康保険から脱退して、ほぼすべての人が後期高齢者医療制度の被保険者となります。

したがって、(ア)2、(イ)一般、(ウ)介護、(エ)75歳 となる[2]の組合せが適切です。