FP2級 2022年9月 実技(FP協会:資産設計)問14

問14

FPの阿久津さんが行った生命保険の指定代理請求特約の説明に関する下記の記述について、空欄(ア)~(エ)に入る語句の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、契約者と被保険者は別人物であるものとし、被保険者と保険金、給付金の受取人は同一人物であるものとする。
  • 入院給付金や特定疾病保険金、高度障害保険金、リビングニーズ特約の受取人は本来()ですが、疾病等により意思表示できない等の特別な事情がある場合、あらかじめ指定した者が指定代理請求人として()の代わりに保険金、給付金の請求を行うことができます
  • 指定代理請求特約を付加するに当たって特約保険料は()。また、指定代理請求人は保険期間の途中で()。
  • 指定代理請求人は()の同意を得て()が指定します。
  1. (ア)契約者 (イ)必要です (ウ)変更できません (エ)被保険者
  2. (ア)被保険者 (イ)必要です (ウ)変更できません (エ)契約者
  3. (ア)契約者 (イ)不要です (ウ)変更できます (エ)被保険者
  4. (ア)被保険者 (イ)不要です (ウ)変更できます (エ)契約者

正解 4

分野

科目:B.リスク管理
細目:3.生命保険

解説

〔(ア)について〕
高度障害保険金、リビングニーズ特約等、医療保険の給付金の受取人は一般的に被保険者本人となります。

〔(イ)について〕
指定代理請求特約の保険料は無料なので、指定代理請求特約を付加しても別途特約保険料の支払いは不要です

〔(ウ)について〕
指定代理請求人は、保険期間の途中で変更できます。指定代理請求人は、被保険者の配偶者および被保険者と同居もしくは生計を一にする3親等以内の親族のうち1名を指定することができます。

〔(エ)について〕
指定代理請求人は契約者が指定しますが、指定する際に被保険者の同意を得る必要があります。

したがって適切な組合せは[4]です。