FP2級 2022年9月 実技(金財:個人)問3

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問3

Mさんは、Aさんに対して、公的介護保険(以下、「介護保険」という)の保険給付等について説明した。Mさんが説明した次の記述①~③について、適切なものには○印を、不適切なものには×印を解答用紙に記入しなさい。
  1. 「介護保険の保険給付を受けるためには、都道府県から、要介護認定または要支援認定を受ける必要があります。ただし、介護保険の第2号被保険者に該当するAさんは、要介護状態または要支援状態となった原因が、末期がんや脳血管疾患などの加齢に伴う特定疾病によって生じたものでなければ、保険給付は受けられません」
  2. 「仮に、Aさんが現時点(2022年9月11日)で介護保険の保険給付を受けた場合、原則として、実際にかかった費用(食費、居住費等を除く)の3割を自己負担する必要があります」
  3. 「Aさんが65歳以後に、年額18万円以上の公的年金を受給している場合の介護保険の保険料の納付は、原則として、公的年金からの特別徴収の方法によります」

正解 

××

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:4.社会保険

解説

  1. ×不適切。介護保険から給付を受けるには、保険者である市町村または特別区から要介護認定または要支援認定を受ける必要があります。40歳以上65歳未満の第2号被保険者は、要介護・要支援となった原因が加齢に伴う特定疾病である場合に限り、保険給付を受けることができます。
  2. ×不適切。第2号被保険者の自己負担割合は、所得の多寡にかかわらず全員が1割です。2割または3割負担になるのは前年の所得が一定以上の第1号被保険者です。
  3. 〇適切。第1号被保険者は65歳以上でほとんどの人が公的年金を受け取っているため、公的年金の年額が18万円以上であれば、介護保険の保険料は公的年金から天引き(特別徴収)されます。