FP2級 2023年5月 実技(FP協会:資産設計)問30

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問30

義博さんは、生命保険の解約返戻金について、FPの高倉さんに質問をした。高倉さんが、生命保険の解約返戻金相当額について説明する際に使用した下記の<イメージ図>のうち、一般的な低解約返戻金型終身保険の解約返戻金相当額の推移に係る図として、最も適切なものはどれか。
  1. 30_1.png./image-size:263×183
  2. 30_2.png./image-size:240×190
  3. 30_3.png./image-size:239×183
  4. 30_4.png./image-size:252×186

正解 3

分野

科目:B.リスク管理
細目:3.生命保険

解説

  1. 不適切。定期保険を示した図です。定期保険は満期のある保険で、保険期間中に死亡した場合に死亡保険金が支払われます。少額の解約返戻金もありますが、期間満了時にはゼロになります。
  2. 不適切。終身保険を示した図です。終身保険は保障が一生涯続き、死亡した場合に死亡保険金が支払われますが、解約返戻金相当額も保険料の払込期間の経過に伴って増加していきます。
  3. [適切]。低解約返戻金型終身保険を示した図です。低解約返戻金型終身保険は保険料払込期間中の解約返戻金の額を減らすことで、一般的な終身保険よりも保険料を抑えた保険商品です。なお、払込満了を迎えると通常の終身保険同等の解約返戻金相当額になります。
  4. 不適切。養老保険を示した図です。養老保険は満期のある保険で、保険期間中に死亡した場合は死亡保険金が、満期まで生存した場合は死亡した場合と同額の満期保険金が支払われます。解約返戻金相当額も保険料の払込期間の経過に伴って増加していきます。
したがって適切な記述は[3]です。