FP2級 2023年9月 実技(FP協会:資産設計)問14

問14

川野さん(43歳)が自身を記名被保険者として契約している自動車保険の下記<資料>の契約更新案内に関する次の(ア)~(エ)の記述について、適切なものには○、不適切なものには×を解答欄に記入しなさい。なお、<資料>に記載のない特約については考慮しないものとする。
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  1. どのプランでも、川野さんが被保険自動車を運転中の事故により負傷した場合、川野さんの過失割合にかかわらず、ケガの治療費の補償を受けることができる。
  2. 前年同等プランでは、被保険自動車が盗難による損害を受けた場合、補償の対象となる。
  3. おすすめプランAでは、川野さんの友人(33歳)が被保険自動車を運転中に対人事故を起こした場合、補償の対象とならない。
  4. おすすめプランBでは、川野さんが所有する原動機付自転車を運転中に対物事故を起こした場合、補償の対象となる。
(ア)(イ)(ウ)(エ)

正解 

(ア)(イ)(ウ)(エ)
××

分野

科目:B.リスク管理
細目:4.損害保険

解説

  1. ×不適切。前年同等プランでは補償を受けることができません。川野さんが運転中の事故でケガを負った場合に補償を受けることができるのは、人身傷害保険が付帯されているおすすめプランA・おすすめプランBです。人身傷害保険は、本人や搭乗者が死傷したとき、過失割合にかかわらず保険金額の範囲内で実損額が支払われる保険です。
  2. 〇適切。車両保険には、一般条件とエコノミー型(車対車+A)がありますが、車同士の接触事故、火災・爆発、盗難、台風等による損害は、どちらのプランでも補償されます。一般条件は、上記に加えて単独事故等を補償対象に加えたものです。
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  3. ×不適切。おすすめプランAは、運転者の限定の有無が「限定なし」となっています。運転者限定特約は、補償される運転者を「本人」「夫婦」「家族」などに限定することで保険料を下げることができるものです。「限定なし」ですので、知人・友人等が運転者となり起こした事故も補償されます。なお、友人は33歳ですが、運転者年齢条件が適用されるのは、記名被保険者・配偶者・同居親族のみで、知人・友人等は年齢条件の対象にはならないことに注意です。
  4. 〇適切。おすすめプランBは、その他の特約で「ファミリーバイク特約」が付帯されています。ファミリーバイク特約は、125cc以下の自動二輪車または原動機付自転車の運転中に生じた対物事故や人身事故について、自動車保険の保険金額と同額で補償してくれる特約です。ファミリーバイク特約が付いていれば、自賠責で補償対象外となる対物賠償をカバーすることができます。