FP2級 2023年9月 実技(FP協会:資産設計)問36

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問36

下記<資料>は、克典さんの2023年分の所得税の確定申告書に添付された損益計算書である。<資料>の空欄(ア)にあてはまる克典さんの2023年分の事業所得の金額の数値として、正しいものはどれか。なお、克典さんは青色申告の承認を受けており、青色申告決算書(貸借対照表を含む)を添付し、国税電子申告・納税システム(e-Tax)を利用して電子申告を行うものとする。
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  1. 9,050,000
  2. 9,700,000
  3. 10,850,000
  4. 11,500,000

正解 1

分野

科目:D.タックスプランニング
細目:3.各種所得の内容

解説

損益計算書の「***」を埋めて完成させます。

⑦は売上総利益で、「①売上金額-⑥売上原価」で求めます。
 40,000,000円-23,500,000円=16,500,000円 …⑦

㉝は営業利益で、「⑦の金額-㉜経費合計」で求めます。
 16,500,000円-5,000,000円=11,500,000円 …㉝

㊸は、㉝に各種引当金・準備金等を加減して求めます。専従者給与は、実際に支払った全額を事業所得の計算上の必要経費にできるので、専従者給与の額は㉝の額から差し引くこととなります。
 11,500,000円-1,800,000円=9,700,000円

最後に「㊸の金額-㊹青色申告特別控除額」で、㊺の事業所得を求めます。
 9,700,000円-650,000円=9,050,000円 …㊺

したがって[1]が正解です。