FP2級 2024年1月 実技(FP協会:資産設計)問3

問3

経済統計等に関する下表の空欄(ア)~(エ)にあてはまる語句を語群の中から選び、その番号のみを解答欄に記入しなさい。
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  1. 1.名目
  2. 2.実質
  3. 3.金融庁
  4. 4.財務省
  5. 5.日本銀行
  6. 6.毎月
  7. 7.四半期ごとに
  8. 8.半期ごとに
  9. 9.景気ウォッチャー調査
  10. 10.景気動向指数
  11. 11.業況判断指数・DI
(ア)(イ)(ウ)(エ)

正解 

(ア)(イ)(ウ)(エ)
25710

分野

科目:C.金融資産運用
細目:1.マーケット環境の理解

解説

〔(ア)について〕
国内で生産された財・サービスの付加価値の合計を国内総生産といいます。単純に生産量の市場価格を乗じた総量が名目GDPで、名目GDPから物価変動による影響を取り除いたものを実質GDPといいます。
よって、正解は[2]の実質になります。
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〔(イ)について〕
マネーストック統計とは、一般法人、個人、地方公共団体などが保有する通貨量の残高を表すもので、景気、物価の動向やその先行きを判断することができ、日本銀行が毎月公表しています。
よって、正解は[5]の日本銀行になります。

〔(ウ)について〕
全国企業短期経済観測調査(日銀短観)は、全国の約1万社(資本金2,000万円以上)の経営者に現況や今後の推移などのアンケート調査を行い、その結果を指数化した統計調査です。日本銀行が3カ月ごとに発表しています。
よって、正解は[7]の四半期ごとにになります。

〔(エ)について〕
景気に敏感な指標の動きを統合、コンポジット・インデックス(CI)という記述より、景気動向指数であることがわかります。
なお、景気ウォッチャー調査とは、全国の2,050人にアンケート調査を行い、その結果により地域ごとの景気動向を把握するために実施される統計調査、業況判断指数・DIは、業況が「良い」と判断した企業の割合から「悪い」と判断した企業の割合を差し引いた指数です。
よって、正解は[10]の景気動向指数になります。